ブランドレポート

Borabora

── 自分でお店を持とうと思ったきっかけを教えていただけますか。

正直な話しだと、ちょっと純粋さに欠けちゃうんですけど(笑)。会社をやっていて、下請けというか、メーカーさんからお仕事頂いて、ショップさんで色々販売して頂いて、プリントしたりだとか、メーカーさんが販売力があってお仕事を頂くっていう基盤は作ってきてはいるんですけど。やっぱりどうしてもメーカーさんやショップさんの力とかを介してる部分で、例えば僕の知ってるショップさんやブランドさんがなくなってしまったりだとか、自分たちも生き残っていくっていうことをシビアに考えたら、自ら発信していくものというか場所が必要だなっていうのを思ったんです。

基本的に提案だったりとか営業とかもかけさせてもらって、色々やってきてるんですけど、待ってるだけのビジネスになってしまうんで、お店とかでこういうものを、せっかく色々なメーカーさんとも繋がりもあったんで、発信していく場所というか。「こういうのありますよ」「こういうのやってます」というのが、下請けでサポートしているうちはなかなか出せないので。その戦略はメーカーさんとかショップさんが考える話しなので。そういう発信する場所がまず欲しかったんですね。

La mia marca SELECT SHOP の風景

── オープンして良かったなと思うことは?

今まではBoraboraも含め、他社さんのプリントしたりとかオリジナル商品作って、ほとんど配送とかのやり取りのみだったんですよね。スタッフさんの感想を聞いてとかってのは多く聞けるんですけど、逆に直接そのユニフォームを着る人たちの声ですよね。Boraboraも販売店っていうのは県内にはほとんどないので、ショップさんに「いいね」って仕入れてもらっても、結局それを着る皆さんはどういう反応なのかなっていうのが、ガツンとは来ないので。今でこそTwitterとかFacebookとかで繋がって、感想を聞いたりとかできるんですけど、ちょっと前までは浅かったので、ほんとにこういうオリジナルで作って手にとった人が。

── ダイレクトに。

もうそのとおりですよね。「何この配色、ダサーい」とかって言う女の子の声がお店に居て聞こえてきて。めちゃくちゃ嬉しいですよね(笑)。なんて言うんですか、情報っていう意味ではもうこれ以上ない。「何この柄ー」とか言われちゃうとすごい嬉しくなっちゃう(笑)。その人の、その視界に入ってるっていうだけで。

── 今後の展開だったり、将来性だったりといった部分で考えてることはありますか。

今のところ得意なチームのウェアとかで使えるものがすごい多いんですけど、徐々に競技の選手さんとかのトータルでサポートできるような。キャリーバッグだったりとかあとは冬物とかの充実とか。シューズだったりとか、ギアの周りを固めるような物を強化していきたいですね。

── 全てBoraboraで揃えるというような?

そういうのって僕自身、逆に意識してなかったりするんですよね。ウェアは着てもらって別ブランドさんのバッグ持ってもらっても、ショップやってる関係もあっていいなと思って。

ただ、チームを丸ごとやってほしいっていう時があったりするんです。ユニフォームは作ってもらって、「バッグないの?」って言われたときに、「すいません、今バッグ作ってなくて。簡単なものしかなくて」って時に、「遠征行けるバッグが欲しいんだけどな」ってなったりとか。そういう部分をケアしていきたいなという思いがあります。

Boraboraのユニフォームを紹介する奥山さん

── オーダーや要望のリクエストがあった時に、「やってみよう」と展開していくことが多いんですか?

多いですね。今要望が多いのがそういった周りを固めるということなんです。「シューズやらないんですか?」って言われるんですけど、「シューズ…」てなっちゃうんですよね(笑)。すごく嬉しいんですけど。そういったことから、トータルでチームサポートできるような、シューズとまでいかなくでも、ボールとかバッグとかそのあたりを色々やっていきたいなと。ベンチコートだったりとか。

FOOTBALL BRAND Borabora 代表の奥山さん

── 経営者として、どういうふうに直営店とか会社とか展開していきたいなってのはありますか?

こんな行き当たりばったりな会社、無いんじゃないかっていう感じなんですけど(笑)。ビジョンですけど、施設、プレイする場所、フットサルコートを作りたいですね。大人も楽しめて子供の育成も出来る様な。僕は指導者としての能力はないので、自分一人では出来ないんですけど。

今は"ものを作る、店を出す"っていうところと"販売する"までのとこで自分たちは登場してないんですけど。自分たちが発信する場所、会場で、プレイする現場を作りたいですね。サッカー・フットサルだけに限らず多彩なジャンルのイベントなんか出来たらいいですね。

── イベントも開催されてますよね。

はい。ただ、それは色んな方の力を借りて、そこにちょこっと入らせてもらってる状況なので。なんか施設を作るって言ったらすごい大袈裟になっちゃうんですけど、小さくてもいいのでプレイする場所とか欲しいですね。

── 皆が集まる場所を自分発信でプロデュースしていきたいということですね。

そうですね。ただビーチサッカーとかフットサルが世の中に受け入れられて盛り上がって行くことに、色々関わってくると思うんで、そこに怖さを感じてて、サッカーとかフットサルと離れちゃうんですけど。サッカーとかフットサルとか関係ないお仕事も積極的にやっていて、逆にいかにそのサッカー・フットサル以外のお仕事でも情報を吸収して、一点にならずやれるかっていうところが、会社っていう意味でポイントになってくると思うんですよね。サッカー・フットサルが好きで魅力を感じてやってるんですけど、それだけにならないようにしてるというか。社会だったり、違うジャンルとリンクしていく事が大事なのかなと思ってます。

Profile

奥山 泰博
Borabora代表(株式会社alllows 代表取締役) / La mia marca SELECT SHOP Director

スポーツウェアデザインを中心にブランド・ショップ、企業などとタイアップし、J1クラブからエンジョイチームまで多彩なジャンルの商品を手がける。