ブランドレポート

gol.

── 他にも、カスタムオーダーなんかも、南米の都市に注目してやられてますね。

マラドーナから影響を受けている部分があるので、南米から始まっています。もちろん、その南米の良さみたいなものはデザインには生かしたりしてるんですけど、最終的な目標は世界中の都市でやりたいなって思っているんですよ、南米だけじゃなくて。

── アメリカやヨーロッパ、もちろん日本も。

はい、そうですね。『日本と言えば東京』とか『アメリカだとロサンゼルス』だとか、ただメジャーな所ばっかり突いていくのではくて、そこはgol.らしさを出して、敢えてみんなが知らないようなところがいいですね。

静岡とか東京とか、都市じゃなくていいかもしれないです。例えばビッグスワンのようなワールドカップを行ったスタジアム名で出したりとか。そういう感覚で、どんどん世界中の色々なイメージのデザインでやりたいですね。ただ、それやっちゃったらほんとに型数半端ないですね(笑)。そういう壮大な夢があるので、今徐々に南米の方から広げつつやっています。

── 一般的にイメージされるものよりも、ちょっとずらして違う角度から切り取っていくみたいな?

できればお客さんを酔わせたいというか。ただみんながやってるからこれが当たり前のように着てるっていうより、gol.を一つ知ってしまったら「このブランド、一体何やってるんだろ?」っていう感じで、どんどん奥深いところまで見ていただきたいっていうのがありますね。

── 今季おすすめのアイテムを教えてもらえますか。

このピステです。客観的にみて、これは結構いいと思います。どうしても防寒性だとか、雨に強いなどの耐久性の部分を考慮すると、ポリエステルのガチガチな素材を選びがちだったんです。今回敢えて、関節の動く箇所には伸縮性のある素材を用意しました。前のピステだと身体に負担がかかっていたところが解放されて、すごく効率的なトレーニングができるんです。着てみるとちょっと楽しいですよ(笑)。フットサルだと狭い場所でプレーすることが多いので、足を振りぬく速度やパスコースに入る時の伸ばす感じ、それがすごく快適になります。なので、そういう動きを逆にやりたくなってきます(笑)。今までに無い感覚ですね。


── 会社として将来像みたいなのはありますか。

そうですね。面白いことをやっていければいいなって思います(笑)。そんなに欲張らず、いや、欲張りはしてますね(笑)。

将来像は別にサッカーのアパレルっていうところだけじゃなくてもいいと思うんです。例えば、Jリーグに協賛するだけじゃなく、gol.でチームを持つとか。大会主催したり、カフェやったり、フットサル場を持ったりとかっていうのは、ただアパレルのブランドとして大きくなっていくだけじゃなくて、面白いことをなんでもやるっていう感覚でやってきてるんで。もっとサッカー・フットサルで今まで皆が見たことないような会社を作っていきたいですね。

── 面白そうなのをどんどんやっていく。

そうですね。gol.らしさを持ちつつちゃんと選んでいきたいなと。今ではサッカー・フットサルっていうのは当たり前ですけど、それだって誰かが作り始めた新しいスポーツだった。わかりやすい例で言うと最近だとフリースタイルとかそうですよね。そういう新しい大会をgol.が主催でやりたいなと思ってるんですよね。

── サッカーボールを使った新しいスポーツを提案するということですか。

サッカーボールじゃないかもしれないです。新しいボール使って、そのボールをgol.が公式球で作って、なんかイベントを開きたいなと。

── 大分新しいですね。フットサルという括りを取ってしまうということですよね。

新しいことに挑戦することが大切だと思うんです。フットサルだって誰かがやり始めたことを、FIFAが公認して世界に広まったし、私達もできないことはないと思うんですよ。そこから、ゆくゆくはそれがプロ化してプロチームをうちが持つのもいいかもしれないです。大分長い時間になるかもしれないですけど(笑)。

夢は大きくもっていた方が仕事も楽しいですしね。

Profile

林 譲治
gol. japanプレス

文化服装学院卒業後、シューズデザイナーとして勤務、退職後はフリーランスのデザイナーとして広告デザイン等を手掛けたのちにgol. japanへ入社。カタログや広告デザイン、プレス活動等、幅広く手掛ける。