ブランドレポート

gramo

── "gramo"という名前は、イタリア語の造語なんですよね。イタリアサッカーが好きだったんでしょうか?

イタリアサッカーだけが好きというわけではなくて、もともとサッカー全般が好きです。gramoという会社を立ち上げる前に、20個ほど名前の候補があったんですよ。英語やイタリア語、ポルトガル語などの組み合わせをいろいろ考えました。意味合い、響き、文字の長さなどを大切にして…。色々考えた中でgramoという名前に行き着いたので、特にイタリア語だけに固執している訳ではないんです。意味合いが一番強いですかね。

「grazie(グラツィエ)=感謝」と「mondo(モンド)=世界」を合わせて、「感謝の気持ちを世界に届ける」という意味でgramoにしました。

── もともとのお仕事は何をされていたんですか?

学生の頃からバッグの専門店でずっと働いていて、その後いろいろありますが、流通に関してはそういう繋がりはありますね。

── そこではバッグのデザインをされていたんですか?

やりたいという気持ちはあったんですが、結局はデザインするまでは会社にいなかったんです。でも、お店でずっとショップマスターをやっていたので、自分がやりたいブランドを引っ張ってきたり、お店全般の見せ方なんかは、仕事をしながら学んでいけたと思います。商品を集めたり新しい物を見つけてみたりということにすごく興味があって、今に至る感じですね。

── 繋がりありますね。そうするとバッグにはこだわりがありますか?

そうなんです。バッグの専門店の時は、店頭に並べる物は全部自分で選んでいたし、お客さんと接することや新しい商品がどんどん入ってきたりとか、とても楽しかったので。もともと物作りに興味があったのかもしれないですね。「オススメは?」って聞かれたら、ウェアの会社なのに「バッグです」って答えるような感じなんです(笑)。

── フットサルのウェアを作るきっかけというのは、自分が好きなものだったからということで始めたんですか?

普段からフットサルはやっていたんです。そうすると、知り合いの知り合いが集まったり、知らない人がたくさん来たりしますよね。その"人と人の繋がり方"って凄いなと思ったんですよ。人が人を呼んで、出会いがあるっていうのが。本当に小さな子供から女性、年配の方まで、男女問わず年齢問わず、人の繋がりで集まるようになる。「このスポーツは素晴らしいな」っていう風に思いました。もともと皆感じてたんですけど。その中で、自分たちの商品が欲しいっていう欲求が出てきて。だったら、何か意味合い持たせて自分たちで商品作れないかってところからスタートしたんです。

gramoのユニフォーム

── それでターゲット層も、男女問わず年齢問わずというところに置いてるんですね。

そうですね。フットサルが結構広がってきているので。エンジョイでやっている人の方が比率としては、多分多いと思うんですよね。競技志向の方ももちろんなんですけど、gramoはリーズナブルな価格帯で商品を出しているということもあるので、本当に初心者の方とかにも気軽に着てもらえるとか、「かわいいな」っていう感覚で着てもらえれば、全然いいなと。あとは、ギア系がまだまだ足りないんですけど、こだわったバッグとかグッズ系のものを沢山出しているので、フットサルをやらない人でも「いいな」と思って使ってもらうのが一番いいかなとは思うんですけど。

基本的に、「着ていて・持っていて楽しくなるモノづくり」をテーマにして商品を作ってます。


── パンダのモチーフがとてもかわいいですけど、どうやって決められたんですか?

ブランドを認知してもらうために、キャッチーなキャラクターが欲しいなっていうところからスタートして。そこで何だろう?って考えた時に、まずパンダが嫌いな人はいないだろうと(笑)。誰からも愛される動物。あとはサッカーボールが基本白黒なので、イメージがリンクするんじゃないかというところもありましたね。

もちろん意味合いも重要で、「パンダ=panda」の文字をばらした時に、「P and A」という風に分けられるなと気がつきまして。当初から、平和のためというか、子供たちの笑顔のためにという意味で少しでも役に立てたらと、売上の一部を公益社団法人に寄付しているんですね。そこで「P and A」が「Peace and Action」で、「平和のための活動」というところに繋がる。これが繋がったときに自分でも「キタッ!」って思いましたけどね(笑)。

── そういう運動というか企画というか、他にもありますか?

gramoがスポーツアパレルにすごく強いとかそういうわけではないので、逆に色んなことが企画できると思ってるんですよ。なので変な固定概念無しに、とにかく楽しむというところが大前提としてあるので、フットサル以外にもどこかとコラボしたりとか、アイテムとして全然違う物を作ったりとか。あんまり「これじゃなきゃいけない」っていう縛りなしに、色々考えてやっていきたいなと思ってますね。