ブランドレポート

SRYEV

フットボール&エコロジカルをコンセプトにしたサッカー・フットサルブランドSRYEV(スライヴ)。巨大なサッカーマーケットにブランド理念を乗せて一人一人が環境や動物や私達の生活にあらためて目を向ける事を目的としているブランドです。今回はそんなSRYEV(スライヴ)の代表を勤めている中村駱さんにお話を伺いました。

── エコロジカルをコンセプトにしたきっかけを教えて頂きたいんですが。

えとですね、プロアマチュア限らず、ただサッカーをやるとか、そういう時代は終わったのかなって思うんですよ。例えばSRYEVのコンセプトとして、自然保護だったりとか環境保全、あとは動物愛護だとかそういうのを総称してこのエルクのマークを作ったんですけど。この服を、SRYEVって書いてあるうちの服を着てることによって、その気持ちを発信して欲しいですね。

── それを着る人にももっと理解して欲しいですよね。

そうですね。欲を言えばそのコンセプトに共感してる人が着て欲しい。それを着てることによって、みんなに発信して欲しいっていうのがありますね。

── そう思ったきっかけっていうのは、何かあったんですか?

会社作るにあたり感じたのは、企業が自分のところの利益だけを生み出すことにちょっと疑問があるというか。

それもその企業や個人的な考えというのは色々ありますが、僕の中の会社っていう概念は、要は社会に貢献できる、世の中に、地球規模でもいいですけど、貢献できる、しなくちゃいけないのかな。しなくちゃいけないっていうとちょっと恩着せがましいですけど。それがこれからの企業の使命というか、あるべき姿なのではないかと思います。

個人で出来ることって限界があるので、企業しかできないこと、それって何なんだろうって考えた時に、このコンセプトを個人が発信するより、企業が発信した方がより影響力があると思ったんです。

── その辺って悩まれたりしたんですか?

そうですね、先ほど立ちあげてからの期間を聞かれた時に2年半と言ったのですが、半年はほぼ無収入で、ブランドコンセプト構築に時間をあてました。これでいけるって思ったのが出てくるまで、半年かかりました。

── お話を聞いてると最初の1~2年は苦労が多かったんでしょうか。

多かったです、はい。やっぱり。よく間違われるのはうちのSRYEVの"EV"が"VE"になってたりして。よく周りに「スライブーー」とか言って、からかわれたりしたんですけど(笑)。自分が楽観的なんで、あまり辛いことっていうのはちょっと思い出せないんですけど。

強いてあげるなら、問屋さんと違って、僕の場合自分が作ったものを売りに出すじゃないですか。だからそれに対して反応が無いっていうのが一番辛いですね。「あれ、このリアクションか」みたいな。「どうだ!」って出したものが、空振りだったり。逆にその反面、ツイッターでフォローされてリフォローしたら、その方が「好きなフットサルブランドにフォローされた。びっくりして感謝してる」みたいなツイートがあったりで。そういうこと言われると、もうテンションが上がりますよね(笑)。

── 今後ギアで作っていきたいものとかってあるんですか?

突拍子もないものは出さないですけど。秋冬は色々増えます。今度でギア系をしっかり揃えます。今後もそんなカジュアルな部分っていうのは広げないかもしれないですね。あくまでギア系、必要な物で勝負すると。

今うちで採用してる生地なんですけど。これを選ぶまではかなりすったもんだあり。結構汗も引くし、吸うし、軽いし。ここまで来るのにちょっと時間かかりましたね。コストもそうですし。あとは昇華プリントの、色の際だとか。良くないところだと滲んじゃったりっていうのが多いんですけど。そういうところも吟味しました。

── 良い物が見つかったと(笑)。

そうです。これはもう自信の生地なんで!(笑)。SRYEVはまだ実店舗が無いので、ショップさんに行けばうちの商品に触れられますが、webで直でオーダーもらうことも多いんで、その時はサイズも兼ねて生地も見てもらいたいんで、サンプルを絶対送るんです。「胸囲いくつ…」などと聞かれる時もありますけど、「じゃ送りますよ、生地も見てください!」っていう感じで、自信持って送り出してます。

Profile

中村 駱(ナカムラ ラク)
SRYEV代表(株式会社SLIDE)

東京藝術大学卒業後、アミューズメント関連会社勤務、webデザイン及び広告制作に携わる。そののち設計施行会社へ。
退職しフリーランスを経て、2010年に株式会社SLIDEを設立する。社名「SLIDE」には「時代を投影し、時代に投影される企業になる」という意味が込められている。